どうも、あかえいさんです。 くコ:彡
今回レビューしていくのはLogicoolのゲーミングブランド、Logicool Gに属するハイエンドキーボードG913 TLKです。 今のメインPCを白で統一しているので、ゲーミングキーボードもホワイトカラーで!という理由で良いものがないか探していたのですが、 半年ほど前に発売となったLogicool G913 TKLが今の環境にぴったりでした。というのも、今まで使っていたロジクールのG512はテンキー部分がゲーム中にマウスがぶつかってしまうことが時々あるんですよね。G913 TLKはその名の通りテンキーレス仕様になっているので省スペースで非常に使い勝手の良いキーボードでした。今回はおしゃれなホワイトカラーをデザインから使い勝手まで、細かく紹介していきます!
なんだかんだで最近ロジクールばかり使ってますね。。。
今回紹介する商品
Logicool G913 TKLについて
Logicool G913 TKLは2020年6月25日に日本で発売となったゲーミングキーボードです。昨年2019年8月29日に発売されていたG913ゲーミングキーボードのテンキーレス仕様になっており、追加のカラーとしてホワイトが9月17日に発売されました。ロジクールのゲーミングキーボードの型番はG+xxxといった形でGに3桁の数字がくっついたものになっています。G900番台のキーボードがフラッグシップと位置付けられており、2015年に発売された「G910r」以来の新フラッグシップキーボードという形になります。
G913という名前からG910rの後継機と勘違いしてしまいそうですが、スペックやデザインを見ていくと、2018年5月に発売・2020年2月にキースイッチがリニューアルされたG512をより最新のトレンドに進化させたものがG913と言えます。
今回レビューするG913と、TKLのベースモデルであるG913、そしてG913と基本スペックが同じ有線版のG813など、Logicoolの最上位ゲーミングキーボードのラインナップを以下にまとめてみました。
G913 TKL | G913 | G813 | |
---|---|---|---|
商品画像 | |||
接続方式 | logicool LIGHTSPEED Bluetooth | logicool LIGHTSPEED Bluetooth | 有線 |
カラー | ブラック/ホワイト | ブラック | ブラック |
キースイッチ | クリッキー タクタイル リニア ※ホワイトはタクタイルのみ | クリッキー タクタイル リニア | クリッキー タクタイル リニア |
Gキー | なし | G1~4の4つ搭載 | G1~4の4つ搭載 |
Mキー (プロファイル切り替え) | ファンクションキーと 併用のM1~M3 | 独立したM1~M3 | 独立したM1~M3 |
スペック
Logicool G913 TKLの基本スペックを紹介します。
製品名 | G913 TKL ブラック | G913 TKL ホワイト | (参考) G512 |
---|---|---|---|
製品画像 | |||
カラー | ブラック | ホワイト | ブラック |
日本発売日 | 2019年8月29日 | 2020年6月25日 | 2018年7月5日 |
キースイッチ | GLクリッキー GLタクタイル GLリニア | GLタクタイル | Romer-Gタクタイル Romer-Gリニア GX Blue クリッキー |
キートップ | ロープロファイル | ロープロファイル | ノーマル |
接続方式 | logicool LIGHTSPEED Bluetooth | logicool LIGHTSPEED Bluetooth | USB 2.0 |
キーストローク | 2.7mm | 2.7mm | 4.0mm |
サイズ | 368mm×150mm×22mm | 368mm×150mm×22mm | 445mm×132mm×35.5mm |
重量 | 810g | 810g | 1130g |
Amazon価格 | 27,500円(2020/12/07現在) | 27,500円(2020/12/07現在) | 価格不安定のため未記載 |
Logicoolのハイエンドゲーミングキーボードでは、キーボードの打ち心地に直結するキースイッチを、
- GLクリッキー – 耳に聞こえるクリック音と触覚フィードバック
- GLタクタイル – 優しい打鍵感による適度な触覚フィードバック
- GLリニア – スムーズなキー ストローク
の3種類から選択することができます。それぞれのタイピング音を一言で表すと、カチャカチャ・カタカタ・スッスッといった感じですかね。ただし、2020年12月現在ホワイトカラーにはGLタクタイルのみが用意されています。クリッキーとリニアはもしかすると今後発売される、、、かも?
次にLogicool G913 TKLの特徴を紹介していきます。
ロープロファイルの極薄キーボード
Kailh製のロープロファイルキースイッチを採用し、キーフルサイズのゲーミングキーボードとしてはトップクラスの薄さ22mm(G512は約36mm)を実現しています。キーボード自体の背が低いので、パームレストが無くても手首への負担が軽減されますね。
またキーキャップ自体も薄い設計になっているので、キーストローク(キーの押し込み距離)も2.7mm(G512は約4.0mm)と短くなっています。押し込む距離が短いので必然的にゲーム中の反応速度も向上することが期待できますが、スタンダードな厚みのキーボードを使ってきた人によっては底打ち感を感じてしまう可能性があります。強めにタイピングする人は最初ちょっと違和感があるかも。
2種類の接続方法 スマホ・iPadもOK!
Logicool独自のLIGHTSPEED wirelessとBluetoothの2種類の接続方法に対応しています。LIGHTSPEEDボタンとBluetoothボタンを独立して備えているので、例えばゲーム用のデスクトップPCから簡単にノートPCやiPadに簡単に切り替えるといった使い方ができますね。ミドルクラスのワイヤレスゲーミングキーボードG613で初搭載された機能をそのまま引き継いだ形になります。
ちなみにこのLogicool独自のLIGHTSPEED wireless、今回私も初めて詳しく調べたのですが圧倒的な低遅延で驚きました。Logicoolの調査によると1ms以下の遅延を実現しているようですね。
これまでLIGHTSPEED wirelessを採用したG512 試したことがあるので体感でわかってはいましたが、LIGHTSPEED wirelessは本当に遅延を感じることがありません。
熟考されたテンキーレス仕様
G913 TKLはその名の通りテンキーを削ったテンキーレス仕様ですが、単純にテンキーを削っただけのモデルではありません。G913よりもよりコンパクトなサイズを実現するために、各種ボタンの配置が調整されています。これによって横幅のサイズが約36.8cmと、プロ仕様のPRO Xゲーミングキーボードの横幅36cmに匹敵するコンパクトさを備えています。
コンパクトなキーボードやノートPC備え付けのキーボードでよく見かける矢印キーを強引に一列に押し込んだデザインではないのもポイントですね。カーソル移動などをよく行う人にとっては、フルサイズと同じ凸型の矢印キーは必須ではないでしょうか。
G913 TKLの外観をチェック
化粧箱
化粧箱は流石フラッグシップということもあり、高級感のあるものになっています。記載内容はLogicoolの他のゲーミングキーボードと特に違いはありませんが、ロープロファイルでテンキーレスなこともあり、サイズが少しコンパクトです。
梱包もオーソドックスです。一番上に本体、下に付属品が入っているパターンですね。
付属品
付属品はシンプルでステッカー、取扱説明書、保証書の紙類と、ワイヤレスレシーバー・USBケーブルです。ワイヤレスレシーバーについては後述します。Logicool(ゲーミングじゃないほう)のマウスが続々とUSB type-cに対応している中で、端子がmicro USBなのは残念なところですね。。。
本体
ホワイトカラーというのもありますが、ゲーミングぽっくないなというのが第一印象です。キーボードの土台部分が約1cm程度の厚みというのも、ゲーム用というよりは事務用・タイピング用のコンパクトキーボードに見える理由かもしれません。ゴテゴテしたデザインが苦手な人にはすごく印象が良いと思います。
キーキャップもめちゃくちゃ薄いですね。大まかに計測したところキーキャップの厚みは3~4mmでした。 キーストロークは2.7mm設けられているので、薄いですがしっかりと押し込んだ感触があります。
側面のうち手前側と奥側は直線的な断面になっていますが、両サイドはヘアライン加工された天板をカーブさせた丸い仕上げになっていて高級感があります。右側にはG913 TKLのロゴが印刷されています。
左上には
- LIGHTSPEED wireless
- Bluetooth
- ゲームモード
- LEDの明るさ変更
の4種類のボタンがあります。LIGHTSPEED wirelessとBluetoothをワンタッチで切り替えられるほか、ゲームモードボタンを押すと一部のキーを無効化してゲーム中に誤爆(ゲームを最小化したり日本語入力にしてしまうなど)を防ぐことができます。無効化するキーはLogicool G 専用ソフトウェアのG HUBを使うことで自由に設定することができます。
キーキャップが白いので、イルミネーションを消した状態では文字が黒色の印刷のように見えますが、ONにすると光るのでちょっと不思議な感じがします。
ただし、採用しているキースイッチの都合上一つ一つのキーの上部の文字しか光りません。光らない文字は印刷なので少し灰色に見えます。Romer-Gを採用していたG512ではキースイッチの真ん中にLEDが搭載されていたのでほぼすべての文字が光る仕様でしたが、それと比較すると暗い環境で使うときちょっと不便です。とはいえ、まったく光らないキーがあるわけではないのであまり気にする必要はないかもしれませんね。
ブラインドタッチできる人は全く無縁の問題ですけどね!
中央部にはLIGHTSPEED wirelessの送信部と、BATTERYとCAPS LOCKインジケーターがあります。
右側にはメディアコントロール系のボタン(写真を撮り忘れてしまいましたが)
- 再生/停止
- 次の曲
- 前の曲
- ミュート
4つのボタンと、音量をコントロールできるホイールが搭載されています。
本体奥側の側面を見ていきましょう。シンプルにキーボード電源のスライドスイッチと、
Micro USB端子…が搭載されています。ハイエンドなキーボードにもかかわらず、何故未だにUSB Type-cを搭載しないんでしょうかね?(2回目)
背面です。6か所にゴム製の滑り止めがあるので、机に置いた時のホールド感は◎です。
キーボードを傾斜させることができるスタンドが収納されています。
スタンドは折りたたんだ状態の他に4°と8°の2種類の傾斜をつけることができるので、3通りのポジションから好みの角度で使うことができます。
LIGHTSPEED wirelessレシーバー
付属するUSBレシーバーはG913 TKL専用のレシーバーになっており、わかりやすく製品名がでかでかと書かれていてわかりやすいです。
一般向けLogicoolのマウスやキーボードで用いられるUnifying レシーバーと比べるとちょっとだけ大きいので、ノートPCなどと接続するときは飛び出し注意です。ゲーミングノートPCであれば話は別ですが、基本的にはデスクトップにはLIGHTSPEED wirelessレシーバーで、サブのノートPCにはBluetoothで接続するといった使い方が一番マッチしそうです。
本体裏面には持ち運びを想定(?)したレシーバーをしまっておく部分があります。
レシーバーを挿すことができるUSBアダプターのようなパーツがひとつ付属しています。これは何かというと、レシーバーの反対側がMicroUSBになっていて、付属のUSBケーブルを繋いでレシーバーの設置位置を延長できるものです。PCが遠くにあるとか、レシーバーが隠れてしまって動作に遅延がある、といった際に便利なツールですね。
ライティング
キーボードのライティングは専用ソフトのG HUBを使います。プリセットのライティングには
- ライティングオフ
- 色固定
- 色のサイクル
- 色の波(いわゆるレインボー)
- ブリージング(ゆっくりと明滅)
- リップル(押したキーを中心から色が広がる)
- 星の光(ブルー背景にランダムで黄色に光る)
- エコープレス(押したキーの色が変わる)
- 画面サンプラー(PC画面の一部をサンプリングして同じ色で光る)
- オーディオビジュアライザー(PCの音声出力に従って光る)
といった具合に様々用意されています。さらに、「プリセット」以外にも自分でカスタマイズできる「フリースタイル」やネット上で公開されているエフェクトをダウンロードして使うことができる「アニメーション」といった項目もあるので触っていて楽しいです。
しかしながら、専用ソフトのG HUBはインストールやアップデート・機器の認識関係のバグで非常に評判が悪く、せっかく買ったのにG HUBがインストールできずに機能を100%引き出せないといった声が数多くあるようです。実際にわたくしあかえいさんもインストールに手間取った経験があり、その時の対処法を以下の記事でまとめているのでお困りの際はご覧ください。
まとめ
今回はLogicool G913 TKL ホワイトカラーをレビューしました。
レビューが遅くなってしまったので実際に1か月ほど使っていますが、心配していた白特有のキーの汚れが目立ってくるかと思いましたが、キーキャップが思いのほか汚れにくい素材で、たまに表面を拭いてあげると綺麗な状態を保ってくれます。
むしろ、黒色のキーボードを使い続けると目立つキーの間の埃がかなり目立ちにくい位ですね。
フラッグシップということもあり、おいそれと手を出せる価格ではないですが、ゲーミング用途はもちろんのこと、シンプルなデザインや軽い力でタイピングしやすいロープロファイル設計により、仕事や普段のネットサーフィンなどでも汎用的に使うことができる優等生的なキーボードだと感じました。このキーボードに慣れてしまうと、通常のキーストロークのキーボードだと手がつかれてしまうような感覚があります。
専用ソフトのG HUBも、(インストール系のバグを除けば)ゲームをする上で便利なキー無効化機能や遊び心のある豊富なライティング機能など、機能が充実していて困ることは少ないと思います。
それと、やはり今どきのワイヤレスキーボードであればMicroUSBではなくUSB Type-Cで充電したいですね。
総合的に見て、現在市販されているロープロファイルのキーボードの中でもトップクラスのゲーミングと汎用性を持ち合わせた価値のあるキーボードと言えそうです!
- ゲーミングっぽくないシンプルかつ高級感あるデザインでゲーム以外の普段使いもOK
- 軽い力でタイピングできるので疲れづらい。
- ブラックカラーより埃が目立たない。
- テンキーレスだが独立した矢印キー。
- 未だにMicroUSBを採用。Type-c求む。
- 納得できる価格だが、やっぱりちょっと高い。
- ホワイトカラーはタクタイル仕様のみ。カチャカチャが好きな人用のクリッキーはブラック一択。
- G HUBをインストールできないバグに遭遇すると地獄かも。
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