どうも、あかえいさんです。
今回は人気のGeforce RTX3000シリーズのグラフィックボードの中でもかなり人気が高く、常に品切れ気味なASUS製 ROG-STRIX-RTX3080-O10GのWHITE版をレビューしていきます。
RTX3000シリーズの発売からしばらく経ち、基本性能の素晴らしさは大手PCサイトなどでも十分説明され尽くしていると思うので、今回は実機を眺めるほうに重点を置いてレビューしていきたいと思います!
性能テストなどは実施してませんのでご注意ください!
今回紹介する商品
通常カラーのROG-STRIX-RTX3080-O10G
ROG-STRIX-RTX3080-O10G-WHITEについて
ROG-STRIX-RTX3080-O10G-WHITEは2020年12月23日に日本で発売となったASUSの最新グラフィックボードで、一足先に2020年10月16日発売となったROG-STRIX-RTX3080-O10G-GAMINGのホワイトエディションです。
RTX3080はRTX2080の後継モデルとなっており、このRTX2080と比較するとシェーダー数は2944から8704と2倍以上の進化・グラボ性能の指標となるFLOPSに関しては10.1TFLOPSから29.8 TFLOPSと約三倍の進化を遂げており、GTX1000シリーズ登場時の衝撃を超える圧倒的なスペックアップを果たしました。
グラボの理論性能比較
FLOPS(単精度不動小数点) | |
---|---|
RTX3080 | 29.8 TFLOPS |
RTX3090 | 35.7 TFLOPS |
RTX3070 | 20.4 TFLOPS |
RTX2080ti | 13.4 TFLOPS |
RTX2080 Super | 11.2TFLOPS |
RTX2080 | 10.1TFLOPS |
PS5 | 10.3 TFLOPS |
PS4 Pro | 4.2 TFLOPS |
PS4 | 1.8 TFLOPS |
ゲーム機と比較すると興味深いですね。あくまで浮動小数点の処理能力の数値なので実際のゲーミング体験とは異なる部分もあると思いますが、PS5はPS4の約6倍の処理能力となります。そのPS5はRTX2080とほぼ同等の処理能力で、RTX2080の3倍となるのが今回紹介するRTX3080です。
RTX3000シリーズでは4Kに加えて、まさかの8Kゲーミングも可能になるとの触れ込みです。
スペック
製品名 | ROG-STRIX-RTX3080-O10G-WHITE |
---|---|
製品画像 | |
日本発売日 | 2020年12月23日 |
GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 3080 |
バスインターフェース | PCI Express 4.0 |
ビデオメモリ | 10GB GDDR6X |
コアクロック | OC Mode – 1935 MHz (Boost Clock) Gaming Mode – 1905 MHz (Boost Clock) |
CUDAコア数 | 8704 |
メモリスピード | 19 Gbps |
メモリインターフェース | 320-bit |
最大解像度 | 7680 x 4320 |
最大ディスプレイ枚数 | 4 |
NVlink | 非対応 |
スロット厚 | 2.9スロット |
推奨電源ワット数 | 750W |
電源コネクタ | 8ピンx3 |
サイズ | 31.85cm x 14.01cm x 5.78cm |
Amazon価格 | 147,741円(2021/01/31現在) |
ROG-STRIX-RTX3080-O10G-WHITEは黒カラーであるROG-STRIX-RTX3080-O10Gと同じスペックです。こちらには通常クロックエディションのROG-STRIX-RTX3080-10Gも存在しますが、ホワイトエディションはオーバークロック版のみの提供となっています。
ROG-STRIX-RTX3080-O10G-WHITEの実機をチェック
パッケージ
今回はパソコン工房さんから入手することができたので専用の段ボールで届きました。
ROG-STRIX-RTX3080-O10G-WHITEのパッケージです。通常版は黒を基調としたパッケージにROGのロゴが入ったデザインになっていますが、ホワイトエディションでは白を基調としてグラフィックボードのイラストが大きくデザインとなっています。製品名の文字部分などが光沢処理されていておしゃれですね。
裏面には説明がつらつらと記載してありました。英語で記載されていますが、日本のリサイクルマークなども記載されているので全世界共通のパッケージということでしょうか。
パッケージの中に内箱が入っているタイプでした。
内箱を開けるとビデオカード本体です。右下に付属品が一部入っていました。
付属品
その付属品ですが、まずケーブルバンドですね。PCケース内のケーブルをまとめたり、デスク周りを整頓するのに使ってくれということでしょうね。それともう一つが、、、
指輪が入ってました。。。一応ちゃんとRTX30とホワイトエディションの記載があるので本製品専用のものとは思うのですが、なぜ指輪…?(誰か使い方を教えてください)
ちなみに、サイズはだいぶぶかぶかでした笑 大多数の人にとっては大きすぎるのでは?
気を取り直して残る付属品です。本体の下にまとめてあります。
簡易的な説明書類と基盤のパターンが入った定規、そして謎のトレーディングカード風カードが付属しています。自分でも何を言っているのかわかりません。ちなみにレアリティは★5でした。
本体
個性的な付属品のせいで一瞬存在を忘れかけていましたが、本体を見ていきます。
ご存じの通り3連ファンを搭載しています。11-13-11枚のファンを搭載しており、より横方向からの吸気を可能にしています。また、センターファンが時計回り・両サイドが反時計回り回転することで乱気流が減少し、全体的な熱性能が向上しています。
PCI-eスロットとの接続部分です。あらかじめキャップがはめられています。RTX3000シリーズから次世代規格のPCIe4.0を採用していますが、現状対応しているのは第3世代RyzenとAMD X570/B550チップセット搭載マザーボードに限られており、さらにゲームの帯域としてはまだ3.0でも十分なところもあり、PCIe4.0の恩恵を実感することは難しそうです。
出力はHDMI 2.1端子x2と、DisplayPort 1.4a端子x3です。ただし最大出力数はモニタ4枚までとなっています。キャップなども白で統一されています。
RTX3000シリーズの特徴として、PC背面のブラケット部分に大きなスリットが設けられていて排気の役割を担っている部分が新しいですね。グラボで発生する熱を一部そのままPCケースの外に排出できる構造になっています。
マザーボードに取り付けた際にグラボの顔となる側面です。下の斜めにラインが入っている部分にはRGBのイルミネーションが埋め込まれています。
補助電源は8ピンx3となっています。ある程度のワット数の電源を用意しておかないと不足する可能性があります。
端子の反対側です。こちらは特に変哲もありませんが、左下にVGAサポート(いわゆる突っ張り棒・サポートステイ)用のねじ穴があります。最近のグラボはとにかくデカいので、出来れば支えが欲しいところですね。
天面に相当する面です。右半分がざっくりと開けられており、ここからも排気を行うようになっています。
GPUチップの背面部分です。長く使っていると少し埃がたまりそうなのが心配ですかね。
そして左下にはソフトウェアなしでカードのデフォルト動作を「パフォーマンス」と「静音」モードから選択できるスイッチが設けられています。
先ほどの大きく開けられたスリット部分をのぞき込むと、PWM FanConnectヘッダーが用意されています。マザーボードのファン端子に加えて、ここから2つのファンを追加することができるようになっています。
組んでみた
実際にマイPCに組んでみました。今回はGPUを縦置きで設置しています。白いPCを作りたいと思い、PCケースはThermaltakeのs300です。GPUが重量級ですが、デフォルトでGPUを支えるパーツが付属していて安心です。白くてシンプルなケース、Thermaltake s300のレビューはこちらからどうぞ。
流石に8ピンケーブルを3つ差し込むとごちゃごちゃしてきますね。。。
暗めにしてRGBイルミネーションをONにしてみました。光り方の参考になれば幸いです。
ちなみにあかえいさんの撮影テクニックのせいで分かりづらいですが、実機ではかなり鮮やかに光ります。
まとめ
今回はROG-STRIX-RTX3080-O10G-WHITEの開封の儀をお送りしました。
GTX1080tiからの乗り換えですが、やはりグラボは巨大化していますね。今回のグラボは2.9スロット厚でまだギリギリ許容できる分厚さですが、GIGABYTEのRTX3080に至っては4スロットの製品が登場するなどとんでもないことになってきています。まぁその代わりに性能も爆上がりなのでいいと思いますが。
追記:ROG-STRIX-RTX3080-O10Gを水冷化してみました。
以上、あかえいさんがお送りしました!
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